少しでも賃料を下げたい、安い家賃で入居したいというのは誰しも思います。
そんな家賃を下げるためのポイントをまとめていきます。
家賃を下げるポイント
賃料を安くしたい、安い賃料で済みたいという場合、大きく分けて2パターンの選択肢があります。
- 賃料交渉によって安くしてもらう
- 安い賃料の部屋を探す(掘り出し物件)
では、一つずつ見ていきましょう。
賃料交渉によって安くしてもらう場合
基本的には、担当の営業マンにお願いしてみることです。
”ダメもと”でもアプローチはしてくれると思います。
賃料交渉が難しいなケースがあります。
それは、
- 少し前に賃料を下げて公開したばかり
- オーナーに、その部屋のローン返済の事情がある
- オーナーが裕福すぎる
- オーナーが法人
- 繁忙期(2~4月)
このようなケースは厳しいケースが多いです。
少し前に値下げして公開したばかりだと、「もうしばらく様子を見よう」ということが考えられます。
また、オーナーがOKを出してくれれば交渉成立なのですが、ローンを組んでその部屋を購入し、貸し出していることがあります。
その場合、毎月決まった金額を返済しているため、値下げするとローンの返済に困るという現状もあります。
逆に、すでに多くの物件を所有していて裕福なオーナーも交渉が厳しくなることがあります。
「別に値下げしてまでも入れなくてもいいや」という余裕があるため、空室のままでもお構いなしというときがあります。これは厳しいです。
オーナーが法人所有の場合にも、交渉が厳しくなることがあります。
それが大きな会社であれば大きいほど困難となります。
値下げ一つでも、社内稟議を通さなくてはならないこともあるからです。
繁忙期の値下げ、借りる方としては少しでも安く入居したいので言いたくなりがちですが、受け入れられないケースがあります。
繁忙期というのは、黙っていてもお客さんがどんどん入ってくるので、渋るお客さんより渋らないお客さんを優先させた方が早いことがあります。
これは不動産会社目線だけではなく、借主のオーナーも同様です。「じゃ、考えとくね」という数日間に、他の人が決まってしまうのが繁忙期です。
賃料交渉の大前提として、
「借りようとしているのは、あなただけじゃない」ことです。
貸主も人間ですから、「この部屋は人気が無いから下げてくれ」的な、足元を見るような発言はしない方が良いでしょう、人間的にも嫌われます。
信頼している営業マンに、交渉をお願いすることがベストでしょう。
安い賃料の部屋を探す(掘り出し物件)
人気のある部屋は必然と賃料も高いのですが、不人気のお部屋を探せば安く入居することが可能です。
設備や立地の条件というのは、人それぞれ異なります。そのため、あなたにとっては大きな問題じゃないこともあります。
自分でもできる、簡単に掘り出し物件を探す方法をお伝えします。
相場より安いお部屋を探すポイントとしてはこれらです。
- 和室
- 洗濯機置き場が屋外
- お風呂とトイレが一緒
- 駅から離れている(徒歩11分以上)
- 木造
- 部屋が1階
- エレベーター無しの4階
- 築年数が古い(築21年以上)
- 部屋が狭い(19平米以下)
- 方角が悪い(北向き・西向き)
- 事故物件(事件や自殺があった部屋)
他にも細々ありますが、このくらいで充分でしょう。
上記例でいうと、駅近が良いなら駅から11分を探す、築年数の古いのが嫌なら築21年を探すということです。
なぜか?
今は、ほとんどの人がネット検索するからです。
だから逆に、掘り出し物件が見つかりやすいということです。
もう少しわかりやすく言うと、
駅近で検索する人なら駅10分という選択項目があります。
そこで絞り込まれた部屋から探していくからです。
でも、実際は徒歩11分でもいいですよね?
徒歩11分の部屋は、徒歩15分とか20分で検索した人しか出てきません。
築年数だと、20年以内という項目を良く見かけると思います。
多くの検索サイトがこの「20年以内」です。
じゃ、築21年と築20年との差は?
そんなに変わらない、ということです。
20年ならOKで、21年になった瞬間にダメということはありませんよね。
このような少しの差で、良質なお部屋を見つけることもできます。
できる営業マンなら、このあたりの発掘や提案も非常に上手です。
家賃交渉・家賃を下げるポイントのまとめ
賃料交渉は「タイミング」でもあるので、繁忙期を避けた時期に、再度お願いしたらすんなり下がったというケースもあります。
良いお部屋を見つけて安く住むなら、検索条件も工夫してみると良いでしょう。
一番良いのは、できる営業マンを見つけて「うまく利用する」ことです。