「掘り出し物!」と思って問い合わせたら、もう埋まっていた…なんて経験はありませんか?もしかしたら、それは「おとり物件」かもしれません。
おとり物件とは、すでに契約済みであるにもかかわらず、客寄せのために掲載され続けている架空の物件のことです。
この記事では、おとり物件に騙されて時間と労力を無駄にしないために、その手口と見分け方を徹底解説します。
おとり物件とは?その手口と目的

おとり物件とは、実際には契約できない物件情報を広告し、顧客を店舗に誘導するための悪質な手口です。
ここでは、おとり物件が生まれる背景と、不動産会社がなぜそのような手法を用いるのかについて詳しく解説します。
おとり物件が生まれる背景
おとり物件が生まれる主な背景には、不動産業界の競争の激化があります。
多くの不動産会社が同じ物件情報を扱っているため、他社との差別化を図り、より多くの顧客を獲得しようとします。
その結果、相場よりも安く、条件の良い架空の物件を掲載することで、顧客の注目を集めようとするのです。
また、物件情報の更新が追いついていないケースもあります。
人気物件はすぐに契約済みとなってしまいますが、その情報をすぐに広告から削除するのが間に合わず、結果的におとり物件として掲載され続けてしまうこともあります。
不動産会社がおとり物件を使う目的
不動産会社がおとり物件を使う最大の目的は、顧客を店舗に誘導することです。一度店舗に来てもらえれば、他の物件を紹介する機会が生まれます。
「この物件はたった今埋まってしまいましたが、他にもっと良い物件がありますよ」といったセールストークで、別の物件の契約を促すのです。
このように、おとり物件はあくまで「客寄せパンダ」であり、顧客の希望とは異なる物件を契約させるための手段として利用されています。
おとり物件を見極める3つのチェックポイント

おとり物件に騙されないためには、怪しい物件情報を見抜くスキルを身につけることが重要です。
ここでは、おとり物件を見極めるための3つの具体的なチェックポイントを紹介します。
相場より家賃が安すぎる
まず最初に確認すべきは、家賃が相場と比べて明らかに安すぎないかという点です。
同じエリア、同じような間取り、同じような築年数の物件と比べて、家賃が数万円も安い場合は注意が必要です。
もちろん、何らかの理由で本当に家賃が安い物件も存在しますが、その場合は「定期借家契約」や「事故物件」といった特殊な事情がある可能性が高いです。
家賃が安すぎる場合は、その理由を不動産会社に詳しく確認するようにしましょう。
物件情報が曖昧・不自然
次に、物件情報の詳細を確認しましょう。おとり物件は架空の物件であるため、情報が曖昧であったり、不自然な点が見られたりすることがあります。
例えば、以下のようなケースは要注意です。
- 物件の外観や内装の写真が少ない、または画質が悪い
- 住所が「〇〇市〇〇町」までしか記載されていない
- 「即入居可」と書かれているのに、内見の予約がなかなか取れない
これらの特徴が見られる場合は、おとり物件の可能性を疑いましょう。
問い合わせへの対応が不誠実
最後に、不動産会社に問い合わせた際の対応も重要な判断材料になります。おとり物件を扱っている不動産会社は、問い合わせに対して不誠実な対応をすることが多いです。
例えば、以下のような対応をされた場合は注意が必要です。
- 電話で問い合わせると、「まずはご来店ください」と執拗に店舗への来店を促される
- 物件の空き状況を確認すると、「今、確認しますのでお待ちください」と言われたまま、なかなか返事がない
- 内見の予約をしようとすると、「担当者が不在で…」など、何かと理由をつけて断られる
このような対応をされた場合は、その不動産会社とは関わらない方が賢明です。
おとり物件に騙されないための対策

おとり物件に騙されないためには、怪しい物件情報を見抜くだけでなく、信頼できる不動産会社を選ぶことも重要です。
ここでは、おとり物件に騙されないための具体的な対策を3つ紹介します。
複数の不動産ポータルサイトで同じ物件を比較する
気になる物件を見つけたら、まずは複数の不動産ポータルサイトで同じ物件が掲載されていないか確認しましょう。
もし、他のサイトではすでに掲載が終了しているにもかかわらず、特定のサイトだけで掲載が続いている場合は、おとり物件の可能性が高いです。
また、複数のサイトで同じ物件が掲載されている場合は、それぞれのサイトで情報に違いがないかどうかも確認しましょう。
家賃や間取りなどの情報がサイトによって異なっている場合は、注意が必要です。
来店前に電話で空き状況を確認する
不動産会社に来店する前に、必ず電話で物件の空き状況を確認しましょう。
その際、「インターネットで見た〇〇という物件は、まだ空いていますか?」と具体的に物件名を伝えることが重要です。
もし、電話で空き状況を確認した際に、不動産会社の対応が曖昧であったり、来店を執拗に促されたりする場合は、その物件はおとり物件である可能性が高いです。
信頼できる不動産会社を選ぶ
最も重要なことは、信頼できる不動産会社を選ぶことです。信頼できる不動産会社は、おとり物件のような悪質な手口を使うことはありません。
信頼できる不動産会社を見極めるためには、以下のポイントを参考にしましょう。
- 宅地建物取引業の免許番号を確認する
- 会社のホームページや口コミを確認する
- 実際に店舗を訪れて、スタッフの対応を確認する
これらのポイントを参考に、信頼できる不動産会社を見つけて、安心してお部屋探しを進めましょう。
まとめ
おとり物件は、巧妙な手口で私たちを惑わせようとします。
しかし、今回紹介した3つのチェックポイントと対策を実践すれば、おとり物件に騙されるリスクを大幅に減らすことができます。
おとり物件に惑わされず、理想のお部屋を見つけるためには、冷静な判断力と情報収集が不可欠です。この記事で紹介した内容を参考に、賢くお部屋探しを進めてください。
あなたの新しい生活が、素敵なものになることを心から願っています。
