賃貸コラム

オートロックがあれば安全?30代単身女性がチェックすべき防犯設備

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30代を迎え、仕事にも慣れて自分らしいライフスタイルを確立したいと考える女性にとって、住まいは心と体を休める大切な場所です。

特に一人暮らしの場合、物件選びで最も重視する条件の一つに「セキュリティ」を挙げる方は多いのではないでしょうか。

その代表格ともいえるのが「オートロック」です。エントランスにオートロックが付いているだけで、何となく安心感がありますよね。

しかし、その安心感は本当に万全なのでしょうか。

実は、オートロックがあるというだけで安心しきってしまうのは危険かもしれません。不審者は、私たちが思う以上に巧妙な手口で侵入を試みることがあります。

この記事では、オートロックの防犯性を過信することなく、30代の単身女性が本当に安心して暮らすために、物件選びの際にチェックすべきセキュリティ設備や注意点について、詳しく解説していきます。

これからお部屋探しを始める方も、今の住まいの防犯性を見直したい方も、ぜひ参考にしてください。

なぜオートロックだけでは不十分なのか?

オートロックは、建物への第一の関門として不審者の侵入を防ぐ上で非常に有効な設備です。関係者以外は簡単に入れないという仕組みは、多くの犯罪を未然に防ぐ抑止力になります。

しかし、オートロックは決して「無敵」ではありません。

巧妙な手口を使えば突破される可能性があり、オートロックがあるからといって油断していると、思わぬ危険に遭遇するリスクも潜んでいるのです。

ここでは、オートロックに潜む具体的なリスクについて解説します。

共連れや不正な侵入のリスク

オートロックの最大の弱点ともいえるのが「共連れ(ともづれ)」です。

これは、住民がエントランスの鍵を開けたタイミングで、後ろから一緒に入り込んでしまう手口です。住民になりすまして挨拶をされたり、引越し業者や宅配業者を装ったりと、その手口は巧妙化しています。

悪意がある人物かどうかを瞬時に判断するのは難しく、ついドアを開けたままにしてしまうことで、不審者の侵入を許してしまうケースは少なくありません。

また、チラシの配布員などを装って暗証番号を盗み見たり、物理的にドアが閉まるのを妨害したりして侵入する手口も存在します。

郵便物や宅配物の盗難リスク

オートロックを突破されてしまうと、エントランス内にある郵便受けが次のターゲットになる可能性があります。

郵便受けに鍵がついていない、あるいは鍵をかけていない場合、個人情報が記載された郵便物や、小型の荷物が盗まれてしまう危険性があります。

盗まれた個人情報が悪用され、ストーカー行為やさらなる犯罪につながる可能性も否定できません。

オートロックがあるからと油断して、郵便受けの管理を怠らないように注意が必要です。

窓やバルコニーからの侵入は防げない

当然のことながら、オートロックは建物のエントランスのセキュリティ設備です。そのため、各住戸の窓やバルコニーからの侵入を防ぐことはできません。

特に1階や2階などの低層階は、外部からの侵入が比較的容易です。

建物が塀や植え込みで囲まれていて死角が多かったり、雨どいや電柱などを足場にして登れたりするような環境の場合、オートロックがあっても高層階だから安全とは言い切れません。

エントランスの防犯性だけでなく、個々の部屋の防犯対策が極めて重要になります。

オートロックとセットで確認したい必須の防犯設備

オートロックがあれば安全?30代単身女性がチェックすべき防犯設備

オートロックの弱点を補い、セキュリティレベルを格段に向上させるためには、他の防犯設備との組み合わせが不可欠です。

これらの設備が整っていることで、不審者の侵入を多角的に防ぎ、万が一の際にも迅速に対応できる体制を築くことができます。

内見時には、オートロックの有無だけでなく、これから紹介する設備が整っているかを必ず確認するようにしましょう。

これらが揃って初めて、真に安心できる住まいといえるでしょう。

モニター付きインターホン:訪問者の顔を必ず確認

オートロックと連動しているインターホンが、音声のみのタイプか、モニター付きかは大きな違いです。モニター付きインターホンがあれば、訪問者の顔や姿を室内から確認してからエントランスの解錠ができます。

これにより、不要なセールスを断りやすくなるだけでなく、宅配業者を装った不審者などを事前に見分けることができ、共連れのリスクを大幅に減らすことができます。

さらに、録画機能が付いているタイプであれば、留守中の訪問者を確認できたり、万が一の際の証拠になったりするため、より安心感が高まります。

防犯カメラ:犯罪の抑止力と証拠確保

エントランスやエレベーター、廊下、駐車場、ゴミ捨て場などに防犯カメラが設置されているかも重要なチェックポイントです。

防犯カメラは、その存在自体が犯罪者への強力な威嚇となり、犯罪を未然に防ぐ「抑止力」として大きな効果を発揮します。

また、万が一、共連れによる侵入や盗難などの被害に遭ってしまった場合でも、記録された映像が犯人特定のための有力な証拠となります。防犯カメラがどこに、何台設置されているかを確認しましょう。

宅配ボックス:非対面での荷物受け取り

インターネット通販を頻繁に利用する方にとって、宅配ボックスは非常に便利なだけでなく、防犯上も有効な設備です。

宅配業者を装った侵入のリスクを減らせるほか、配達時間を気にする必要がなく、留守中でも荷物を受け取ることができます。これにより、不在票を見て女性の一人暮らしだと特定されるリスクも避けることができます。

最近では、大型の荷物に対応したものや、冷蔵機能付きのものなど、多様な宅配ボックスが登場しています。

ディンプルキーとダブルロック:ピッキング対策の基本

玄関ドアの鍵の種類も必ず確認しましょう。

鍵の表面に大きさの異なる複数のくぼみがある「ディンプルキー」は、従来のギザギザした鍵に比べて構造が複雑で、ピッキングによる不正解錠が非常に困難です。

また、玄関ドアに鍵が2つ付いている「ダブルロック(ワンドア・ツーロック)」も、侵入に時間がかかるため、空き巣が嫌う傾向にあります。

鍵交換の費用は高額になる場合もあるため、入居時から防犯性の高い鍵が採用されている物件を選ぶことが望ましいです。

部屋の位置と窓周りのセキュリティ対策

建物の共用部のセキュリティが万全でも、個々の部屋の防犯対策が疎かでは意味がありません。特に、侵入経路として最も狙われやすいのが窓やバルコニーです。

部屋の階数や位置、そして窓自体の防犯性能は、住まいの安全性を大きく左右する要素です。

ここでは、エントランスを突破された後の「最後の砦」ともいえる、自室のセキュリティについて、特に注意すべきポイントを詳しく見ていきましょう。

2階以上の部屋を選ぶメリットと注意点

一般的に、1階の部屋は庭や道路から直接侵入されやすいため、防犯面を考慮すると2階以上の部屋を選ぶのが基本とされています。

特に、バルコニーに足をかけやすい構造物(エアコンの室外機、給湯器、塀など)が近くにないかを確認することが重要です。ただし、「2階だから絶対に安全」というわけではありません。

雨どいや電柱をよじ登って侵入するケースや、隣接する建物の屋上から飛び移って侵入するケースもあります。2階以上であっても、窓の施錠は徹底し、油断しないことが大切です。

窓の鍵(クレセント錠)と補助錠の重要性

多くの窓には、半円形の「クレセント錠」がついていますが、これは本来、窓の気密性を高めるための金具であり、防犯性能は高くありません。

ガラスを少し割って手を入れれば、簡単に解錠できてしまいます。これを防ぐために、クレセント錠の周りに設置する「補助錠」の活用が非常に有効です。

補助錠があれば、侵入にかかる時間が長くなるため、空き巣に侵入を諦めさせる効果が期待できます。

内見の際に補助錠が設置されているかを確認し、なければ入居後に自分で設置することも検討しましょう。

見落としがちな小窓や浴室の窓の防犯対策

リビングや寝室の大きな窓だけでなく、廊下やキッチン、浴室、トイレなどにある小窓も侵入経路になる可能性があります。

「人が通れる大きさではない」と油断しがちですが、面格子がついていない窓は特に注意が必要です。面格子は、外部からの侵入を防ぐ上で非常に効果的です。

内見時には、すべての窓に面格子が設置されているか、また、設置されている格子の強度が十分か(簡単に取り外せないか)を確認することが重要です。

バルコニーの死角と周辺環境の確認

バルコニーは、外からの視線を遮るために壁や曇りガラスで囲われていることが多いですが、これがかえって侵入者の隠れ場所となる「死角」を生み出すことがあります。

バルコニーに侵入されてしまえば、外部から見えにくいため、時間をかけて窓を破られる危険性があります。

また、隣の部屋との仕切りが低いボード一枚(隔て板)の場合、緊急時の避難経路にはなりますが、簡単に乗り越えられてしまうリスクも考慮する必要があります。

内見時にチェックすべきセキュリティ関連のポイント

物件のセキュリティレベルを正確に把握するためには、インターネット上の情報や図面だけでは不十分です。

実際に現地を訪れる「内見」の際に、自分の目で見て、肌で感じることが何よりも重要になります。建物の設備だけでなく、管理状態や周辺環境といったソフト面も、日々の安心感に大きく影響します。

ここでは、防犯のプロの視点で、内見時に必ずチェックしておきたい具体的なポイントを解説します。

共用部の管理状態(清掃状況、電灯など)

エントランスや廊下、階段、ゴミ捨て場といった共用部が清潔に保たれているかは、その物件の管理体制の良し悪しを示すバロメーターです。

ゴミが散乱していたり、電灯が切れたまま放置されていたりする物件は、住民の防犯意識も低い傾向にあり、不審者が侵入しやすい環境といえます。

隅々まで清掃が行き届き、共用部が明るく保たれている物件を選びましょう。

郵便受けの施錠とプライバシー

エントランスにある郵便受けは、鍵付きのタイプ(ダイヤル式など)が必須です。

鍵がついていない、あるいは壊れている場合は、郵便物の盗難や個人情報を抜き取られるリスクが高まります。また、郵便受けに名前を出すかどうかは任意ですが、部屋番号だけで個人が特定されないように、表札の出し方には注意が必要です。

内見時には、郵便受けの施錠方式と、他の住民がどのようにプライバシーを管理しているかも参考に見ておくと良いでしょう。

避難経路の確認と防犯上のリスク

万が一の火災や地震に備えて、避難経路を確認することは非常に重要です。しかし、この避難経路が防犯上の弱点になることもあります。

例えば、非常階段が外部から簡単に入れる構造になっていたり、普段は使われないため人目につきにくく、不審者の隠れ場所になりやすかったりするケースです。

メインの動線だけでなく、バルコニーの隔て板や非常階段の位置、構造をしっかりと確認し、防犯上のリスクがないかをチェックしましょう。

周辺の街灯や人通り、近くの施設

物件そのものだけでなく、最寄り駅から物件までの道のりの安全性も必ず確認しましょう。

特に、夜間に歩くことを想定して、街灯が十分に設置されているか、暗くて危険な道はないか、人通りはどのくらいあるかなどをチェックします。

できれば、昼と夜の2回、時間を変えて周辺環境を確認するのが理想です。

また、近くにコンビニや交番、24時間営業のスーパーなどがあると、夜道が明るくなり、いざという時に駆け込める場所として安心材料になります。

まとめ

今回は、30代の単身女性が安心して暮らすために、オートロックだけでなく、併せてチェックすべき防犯設備や物件選びのポイントについて解説しました。

オートロックは有効な防犯設備の一つですが、それだけで万全とは言えません。「共連れ」などのリスクを理解し、モニター付きインターホンや防犯カメラ、防犯性の高い鍵など、複数の設備を組み合わせて総合的に判断することが重要です。

また、建物の設備だけでなく、2階以上の部屋を選ぶ、窓の補助錠を確認するといった自室の対策や、共用部の管理状態、周辺環境まで含めてチェックすることで、本当に安全な住まいを見つけることができます。

お部屋探しは、これからのあなたの生活の基盤を作る大切なステップです。この記事で紹介したポイントを参考に、セキュリティ面で妥協することなく、心からリラックスできる素敵なお部屋を見つけてください。

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