不動産営業

不動産賃貸営業で平均年収を超えた年収1000万円を稼ぎ出すためにやるべきこと

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賃貸の不動産営業で年収以上の給与を稼ぎ出すためには、どのくらいの頑張りが必要なのかを試算してみます。賃貸営業の平均年収が300~400万円程度ですので、キリよく【年収1000万円】の給与としましょう。

つまり、条件と背景としては、

  • 年収1000万円
  • 東京の不動産店舗勤務
  • 役職に就いていない一般営業職
  • 資格等の手当は無し
  • 住居としての賃貸のみ

 

賃貸営業で年収1000万円をもらうために

固定給:25万円(税込)
歩合給:30%
歩合発生金額:80万円以上の売上に対して

年収で1000万円ということは、月換算だと、1000万円÷14ヶ月=72万円です。
(※ボーナスは低く1ヶ月×2回の見積り)

歩合給で47万円が必要ですので、歩合分で160万円の売上げが求められます。

つまり、歩合発生までの80万円と、歩合発生後の160万円の合計240万円。

月間に240万円の売上で良いということです。

 

月間240万円の売り上げを作るために

売上げには賃料が深く関連するので、東京都の平均相場を見てみます。

ワンルーム賃料相場 ファミリー向け賃料相場

ホームズさんの情報によると、シングル向けの価格帯が約9万円程度、ファミリー向けだと約10万円程度です。

差があまりないのは場所の問題です。ファミリー層はやや都心から離れます。

 

月間240万円の売上げから考えて、賃料相場10万円地域だと契約24本。賃料相場9万円地域だと契約27本。

だんだん明確に見えてきましたね。

 

さすがに成約率は3組に1組は決めてください。
これより成約率が低いなら勉強が足りません。

おおざっぱに90組の接客で、年収1000万円が可能になります。

 

あとは集客の問題です。

週末には6組は案内したいです。
1組2時間で回ります。

当然、朝イチから予定を入れてください。
昼からなんてラクしたらダメです。

週末だけで6組×4週=24組。
祝日が月に1日あっても30組です。
これでは全然足りません。

平日も1日4件案内しましょう。
そうすれば4件×4日×4週で64件。

晴れて年収1000万円到達です。

 

もし、1000万円を稼ぐなら、1日4組以上を集客すれば、週に1日休んでも達成します。

 

賃貸営業年収1000万円の試算から見えてくること

不動産の賃貸営業で年収1000万円を試算してみましたがいかがだったでしょうか。

ハッキリ言いますが、これらは机上の空論です。現実としてそこまでスムーズに物事が進むと思い込んで不動産業界に飛び込むと痛い目を見ることになります。

役職手当や宅建主任者手当、交通費や残業費をすべてひっくるめて1000万円であればまだ現実的です。現場に出ている街の営業マンが賃貸営業だけで1000万円を稼ぐにはそれなりの覚悟と努力が必要となってきます。

「不動産賃貸営業で1000万円を稼ぐ」には、ただ単に業務をこなしているだけでは辿りつくことはできません。

ポイントは、

  • しっかりとしたスケジュール管理
  • 周りの人をうまく使えるか
  • 優先すべきことを理解できているか

ということが大切です。

与えられた時間の中で結果を残すためには、しっかりとしたスケジュール管理が必要です。1件でも多く回るためには、前もって順序立てておくことです。

また、周りの人をうまく使えるようにします。自分ひとりだけの力で1000万円を稼ぐなんて到底無理な話です。物件のピックアップや内見の手配、申し込み後の事務作業を手伝ってくれる人がいてくれるからこそ達成が見えてきます。

当然、部下や周りの人を使い倒すだけでなく、見返りに案件を振ってあげるとか、時間のあるときに同行して成約を決めてあげるなどの協力関係が大事ですね。

優先すべきことを理解することができない人で成功する人はいません。自分が取るべき行動の優先順位はしっかりと見極めることがポイントです。

例えば、3月末に入居したいという人がいて、その人が8月に来店しているのに時間を使うのは優先順位が低いことは理解できると思います。また、明らかに入居できない人(無職で仕事を探す気が無い人、初期費用をまったく用意していない人)などに、内見したいからと時間を使って物件案内するべきではないです。

行くな、相手にするな、というわけではなく他に優先順位が高いものがあるなら、そちらを優先すべきだということです。仕事の無い部下や同僚に案件を譲っても良いわけです。

 

それらを上回る重要なポイントがあります

上記3つのポイントをあげましたが、賃貸営業で年収1000万円を稼ぐためには、それらを上回る大切なポイントがあります。それは、コミュニケーション力です。

社内で協力してくれる人を見つけておくための社内コミュニケーションはもちろん、お客さんに対しての対人コミュニケーション力を磨くことが最重要項目となります。

来店してくれるお客さんは、基本的にネットや看板を見て来店してくれることがほとんどです。つまり、「どこでも良かった」「たまたま」だということです。営業マン個人に会いたくて来店したわけではなく、お部屋探しを目的として来店しています。

もし、気に入る部屋が無ければ他の不動産会社を回ったり、再びネットで別の部屋を検索したりして物件を探します。そこで、コミュニケーションがしっかりと取れていれば、また来店してくれます。当然ですよね、どこの不動産会社でも出せる物件なんて同じなんですから。

あなた自身のスケジュールが埋まり忙しくなってきたとき、内見の時間を変更する必要が出てきます。人間関係ができていれば、スケジュールの変更があったときにも対応してくれます。

部屋を見つけるときにたまたま出会った担当。

お客さんから見ると、ほんとそれだけの人であって、それ以上でもそれ以下でもない。特別な人でも何でもなくて、部屋が見つかれば営業マンは用無しになるのが普通です。

人間関係を構築するためのコミュニケーション能力をつけるためには、日頃の営業で「クソ接客をしないこと」だけです。

まだまだクソ接客していて、業界の質を下げるような接客をしているクソ営業マンがいるのが現状です。売上げしか頭に無くて、お客さんをお客さんと見ていない人。中には一生懸命やっていても、嫌なお客さんに出会うこともあります。それは仕方ない。どの業界でもクレーマーはいます。

自らがクソ営業をしない、ということです。

 

賃貸営業のみで年収1000万円なら誇っていい

これまで年収1000万円の試算も行いましたが、現実はもうちょっと契約本数が低くても到達します。そこまで物件案内に回る必要もないでしょう。売上となる部分は仲介手数料だけじゃなく、いろいろありますので業界未経験者の方は安心してください。今回は厳しめに試算しています。

賃貸営業は衣食住の「住」の部分に携わる重要な仕事です。賃貸の仕事をやってみたい人も、現在賃貸営業職で今よりもっと売上げを伸ばしたいと考えている人も、高いところを目指してください。

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不動産マスター
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