賃貸|お部屋探しの準備

賃貸お部屋探しで見かける釣り物件ってホントはどうなの?

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不動産情報誌やインターネットでお部屋探しをしていて、実際に不動産屋に行ってみると「そのお部屋は既に埋まっています」と言われることがあります。それらは釣り物件なのでしょうか?

実際のところはどうなのかを編集後記にて解説します。

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釣り物件だと思っています

私は札幌に住んでいます。私が札幌に引っ越すときはまず、どのエリアが家賃が安いかを調べました。どのエリアが安いかがわかれば探す範囲がある程度絞れます。

札幌の場合、地下鉄東西線の東エリアが比較的家賃が安いと言うことがわかりました。さらに、ここは住宅地なので、車の駐車場も見つけることができました。なので、探すエリアは住宅地を中心に探す方が良いでしょう。

エリアを絞れたら、インターネットの賃貸検索サイトを利用して部屋を探していきます。

そして、ある程度目星をつけていきます。決して賃貸情報誌なんかは買ってはいけません。良い部屋を見つけても、すでに契約済みである可能性が高いです。私はその様な物件を、客を店舗へ呼び寄せるために釣り物件だと思っています。

その反面、インターネットの物件は常に最新の情報が載っているので、店舗に行ってもすでに契約済み、というケースは非常に少ないです。あとは実際に部屋を見学し、気に入った物件を見つけてください。

特に水回りはチェックしておいた方が良いと思います。さらに言うと、どこにどんな家具を置くかを想定しておいたほうが良いと思います。そのためにコンセントの位置やテレビのアンテナの位置なども確認しておくと良いでしょう。

収納に関しても大事なポイントです。どんなに良い間取りでも収納スペースが少ないと非常に困ります。できるだけ収納スペースが広い部屋を選ぶ方が良いでしょう。

あとは、実際に自分がその部屋で生活することをイメージすることで物件を決めると良いでしょう。

(20台男性)

 

まとめ:編集後記

貴重なご意見・体験談ありがとうございました。

インターネットの検索サイトや賃貸情報誌などを参考にして不動産屋に来店した時に、実際に契約済みで既に物件がない場合があります。これについては不動産屋の裏側を少しお話ししようと思います。

まず、本当に悪意をもって実際に無いお部屋を釣り物件(※釣り物件=実際には無いお部屋なのに来店させる目的で掲載しているお部屋のこと)として載せている不動産会社はほぼありません。

「ほぼ無い」というのは、そのような悪意をもって掲載している不動産会社はゼロではないかもしれませんが、私自身も実際に目の当たりにしたことはないのです。

では、なぜこの「釣り物件」と呼ばれてしまうような、既に契約済みの物件が多く掲載されているお部屋があるのか?ということについてですが、実は、掲載されている情報への更新メンテナンスが追いついていないケースがほとんどなのです。

不動産の賃貸情報に関しては、日々何十件何百件と新しいお部屋や既存のお部屋を検索サイトにアップします。これらは、掲載期限が切れると自動的に検索サイトから消えるようになっているのですが、掲載されているすべてのお部屋の空き状況を毎日確認するのは非常に困難なのです。

なぜかというと、そのお部屋自体を紹介するのは一つの不動産屋だけでなく、いくつもの不動産屋さんが紹介します。つまり、一つのお部屋に対していくつもの賃貸仲介会社が掲載している状況です。

例えば、その一つのお部屋をA店、B店、C店、といった3つの不動産会社が紹介していた場合に、A店にお客様が来店して申込みになっても、B店やC店へお知らせが行くわけではありません。

B店やC店が、実際にそのお部屋が空いているか、埋まってしまったかを確認するのは、お客様からのお問い合わせでオーナーさんに現在の空き状況を確認した時にはじめて埋まったと言われて気づくわけです。

そのためタイムラグがあるということです。

載せているお部屋が片手で数えるほどなら良いですが、日々何十件と掲載する状況ですので、掲載しているお部屋全てを合わせると何百件となります。さらには、申込みになって埋まったと思ったらキャンセルによって募集再開ってこともあります。

あなたにとって良い条件のお部屋というのは、他の人からしても良い条件だと思われる可能性が高いお部屋です。そのため、すぐに問い合わせがあり、どこかの不動産屋さんで内見に行って契約されていることが多いのです。

これらの事情から、既に埋まっているお部屋を不動産屋さんがあからさまに悪意をもって掲載しているわけではないのです。

結論、釣り物件というより既に契約された物件にもかかわらず、リアルタイムで確認できていないという状態ですので、賃貸情報誌やインターネット検索サイトに載っている賃貸情報は釣り物件というより、リアルタイムで確認ができていないお部屋だと思っていて間違いないでしょう。

気になるお部屋は「この部屋まだ空いていますか?」と積極的に聞いた方がいいですね。

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不動産マスター
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