物件選び・内見

50代からの暮らしやすさ重視!バリアフリー賃貸のチェックポイント

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50代は、子育てが一段落したり、定年退職が視野に入ってきたりと、ライフステージが大きく変化する時期です。

これからの人生をより豊かで快適なものにするために、住まいの見直しを検討する方も多いのではないでしょうか。

特に「暮らしやすさ」を重視するなら、将来の身体的な変化を見据えた「バリアフリー賃貸」という選択肢がおすすめです。しかし、一言でバリアフリーと言っても、その設備や基準は物件によって様々です。

この記事では、50代からの住まい探しで後悔しないために、内見時に必ず確認したいバリアフリー賃貸の具体的なチェックポイントを、室内の設備から共用部に至るまで詳しく解説します。

なぜ50代からバリアフリー賃貸を検討すべきなのか?

50代というと「まだまだ元気で、バリアフリーは少し早い」と感じるかもしれません。

しかし、体力や身体機能が変化しやすいこれからの時代を安心して過ごすためには、早めに準備を始めることが非常に重要です。

将来を見据えて住まいを選ぶことは、未来の自分への賢い投資と言えるでしょう。ここでは、50代からバリアフリー賃貸を検討する具体的なメリットについて解説します。

身体の変化に備える

今は問題なくこなせている階段の上り下りや、床からの立ち座りも、年齢を重ねるにつれて少しずつ負担に感じることが増えてきます。

将来、膝や腰に不安を感じたとき、住まいに段差がなければ、それだけで日々の生活の負担は大きく軽減されます。手すりが適切な場所にあれば、転倒のリスクを減らし、安全な移動をサポートしてくれます。

元気なうちからバリアフリーの住まいに慣れておくことで、将来の身体的な変化にスムーズに対応できるのです。

介護が必要になった場合も安心

自分自身やパートナーが、将来的に介護を必要とする可能性も考えておく必要があります。車椅子での生活になった場合、通路やドアの幅が狭いと、室内での移動が非常に困難になります。

また、介助者が一緒に入ることを想定すると、トイレや浴室にもある程度の広さが必要です。バリアフリー設計の物件であれば、万が一の時もリフォームなどをすることなく、住み慣れた家で安心して暮らし続けることができます。

事故を未然に防ぎ、安全な毎日を

家庭内での高齢者の事故で最も多いのが「転倒」です。

わずかな段差につまずいたり、滑りやすい床でバランスを崩したりすることで、大きな怪我につながるケースも少なくありません。バリアフリー賃貸は、こうした家庭内事故のリスクを最小限に抑える工夫が随所に施されています。

段差のないフラットな床、滑りにくい床材、要所に設置された手すりなどが、日々の暮らしに安全と安心をもたらしてくれます。

内見時に必ず確認したい!室内のバリアフリーチェックポイント

50代からの暮らしやすさ重視!バリアフリー賃貸のチェックポイント

バリアフリー賃貸を選ぶ上で、最も重要なのが内見です。図面や写真だけではわからない部分を、自分の目で確かめる絶好の機会となります。

特に室内の設備は、毎日の生活の快適性と安全性に直結します。

ここでは、内見時に重点的にチェックすべき室内のポイントを具体的に解説しますので、ぜひリストとしてご活用ください。

「段差」は徹底的にチェック

玄関の上がり框、廊下から各部屋への入り口、洗面所やトイレの床など、室内のあらゆる段差を確認しましょう。完全にフラットなのが理想ですが、わずかな段差でもつまずきの原因になります。

特に、カーペットの厚みによる段差も見落としがちなので注意が必要です。スリッパを履いた状態や、少し暗い状況を想定して歩いてみると、よりリアルな危険性を確認できます。

「手すり」の設置場所と高さ

手すりは、あれば良いというものではありません。設置されている「場所」と「高さ」が重要です。

特に、玄関での靴の脱ぎ履き、廊下の移動、トイレでの立ち座り、浴室での出入りや浴槽をまたぐ動作など、身体のバランスが不安定になりやすい場所に設置されているかを確認しましょう。

また、自分の身長に合った高さか、握りやすい太さかも実際に触って確かめることが大切です。

「通路の幅」は車椅子も想定して

現在は必要なくても、将来的に車椅子や杖を使う可能性を考慮し、通路の幅はしっかりと確認しておきましょう。特に廊下、部屋の入り口、トイレや洗面所へのアプローチなどが重要です。

一般的に、車椅子がスムーズに通るためには、最低でも80cm以上の幅が必要とされています。実際にメジャーを持参して計測してみると、より確実です。

「ドア」の種類と開閉のしやすさ

室内のドアが、開き戸か引き戸かによって使い勝手は大きく変わります。開き戸は、開閉時に前後のスペースが必要となり、車椅子での出入りがしにくい場合があります。

一方、軽い力で開閉できる引き戸は、スペースを取らず、車椅子利用者にとっても非常に便利です。ドアノブの形状も、握りやすいレバーハンドル式がおすすめです。

実際に全てのドアを開け閉めして、操作のしやすさを体感してみてください。

「床材」は滑りにくさが重要

リビングや廊下はもちろん、特に水回りであるキッチンや洗面所、トイレの床材は、滑りにくい素材が使われているかを確認しましょう。

クッションフロアやコルクタイルなど、衝撃を吸収しやすく、万が一転倒した際のダメージを軽減してくれる素材もおすすめです。ワックスがけで滑りやすくなっていないか、実際に歩いてみて足元の感触を確かめることが大切です。

水回りの設備は特に重要!快適性を左右するチェックポイント

浴室、トイレ、キッチンなどの水回りは、一日に何度も利用する場所であり、快適な生活を送る上で非常に重要なエリアです。

また、水を使うため滑りやすく、家庭内事故が起こりやすい場所でもあります。だからこそ、バリアフリーの観点から特に念入りにチェックする必要があります。

ここでは、水回りそれぞれの具体的な確認ポイントを解説します。

浴室:またぎやすい浴槽と洗い場の広さ

浴室で最も注意したいのが、浴槽への出入りです。浴槽の高さが高すぎると、またぐ動作が負担になり、転倒のリスクが高まります。手すりが設置されているか、浴槽の縁は掴みやすい形状かも確認しましょう。

洗い場には十分な広さがあり、シャワーチェアを置くスペースが確保できるかも重要です。また、床は水はけが良く、滑りにくい素材か、扉は開閉しやすいかなどもチェックポイントです。

トイレ:十分なスペースと手すりの有無

トイレは、立ち座りの動作が伴うため、手すりの有無が非常に重要です。L字型の手すりが設置されていると、より安定して動作ができます。

また、将来的に介助が必要になったり、車椅子で利用したりすることも想定し、ドアの幅だけでなく、内部に十分なスペースがあるかを確認しましょう。

便器の横や前方に、車椅子が回転できるくらいの空間があると理想的です。

キッチン:座って作業できる高さと収納

キッチンでの作業は、長時間立ちっぱなしになることも多く、足腰への負担が大きくなりがちです。

シンクやコンロ台の高さが自分に合っているか、また、カウンターの下にスペースがあり、椅子に座ったままでも作業ができる設計になっているかを確認しましょう。

吊戸棚などの高い場所にある収納は、物の出し入れが大変になる可能性があります。足元の引き出し式収納が充実していると、楽な姿勢で調理器具などを取り出せて便利です。

洗面所:車椅子でも使える設計か

洗面所も、車椅子での利用を想定してチェックすることが大切です。洗面台の下に膝が入るスペースが確保されていると、座ったままで顔を洗ったり、歯を磨いたりすることができます。

また、鏡が低い位置に設置されているか、あるいは角度を変えられる傾斜鏡になっていると、座った姿勢でも身だしなみを確認しやすくなります。

蛇口がレバー式ハンドルなど、操作しやすい形状であるかも確認しましょう。

建物共用部のバリアフリーも見逃せないポイント

50代からの暮らしやすさ重視!バリアフリー賃貸のチェックポイント

快適な暮らしは、自室の中だけで完結するものではありません。

エントランスから自宅の玄関ドアまでのアプローチや、ゴミ出し、郵便物の確認といった日常的な動線がスムーズであることも非常に重要です。

室内だけでなく、建物全体の共用部がバリアフリーに対応しているかもしっかりと確認しましょう。外出のしやすさにも直結する、見逃せないポイントです。

エレベーターの有無と広さ

2階以上の部屋を検討する場合は、エレベーターの設置は必須条件です。階段での上り下りは、年齢と共に大きな負担となります。

エレベーターがある場合は、その広さも確認しましょう。車椅子が余裕をもって乗り込めるか、方向転換ができるスペースがあるかがポイントです。

また、ボタンの高さが車椅子からでも押しやすい位置にあるか、鏡が設置されていて後方を確認しやすいかなどもチェックすると良いでしょう。

エントランスから玄関までのアプローチ

建物の入り口であるエントランスに段差がないか、スロープが設置されているかを確認します。スロープがある場合は、急すぎる傾斜でないか、雨の日でも滑りにくい素材であるかも重要です。

エントランスからエレベーター、そして自宅の玄関までの廊下は、十分な幅が確保されているか、段差や障害物がないか、実際に歩いて確かめましょう。夜間の照明が十分かどうかも、安全のために確認しておきたいポイントです。

駐車場・駐輪場からの動線

車や自転車を日常的に利用する場合は、駐車場や駐輪場から建物のエントランスまでの動線も確認しておきましょう。

屋根があり、雨に濡れずに出入りできると非常に便利です。また、駐車場からエントランスまでの間に段差や急な坂道がないか、夜間の照明は十分かなどもチェックします。

車椅子対応の駐車スペース(平置きで幅が広いスペース)の有無も確認しておくと、将来的に安心です。

バリアフリー賃貸を探す際の注意点

ここまで具体的なチェックポイントを解説してきましたが、理想のバリアフリー賃貸に出会うためには、物件探しそのものにもいくつかのコツがあります。

ただ漠然と探すのではなく、ポイントを押さえて効率的に、そして確実に希望の物件を見つけるための注意点を解説します。

「バリアフリー」の基準は物件によって様々

不動産情報サイトなどで「バリアフリー」と記載されていても、そのレベルは物件によって大きく異なります。

例えば、「段差が少ない」というだけでバリアフリーを謳っている物件もあれば、手すりの設置や通路幅の確保まで、細やかに配慮された物件もあります。

広告の言葉だけを鵜呑みにせず、この記事で紹介したような具体的なチェックポイントを元に、自分の目で確かめることが何よりも大切です。

周辺環境も合わせて確認する

住まいの暮らしやすさは、建物の中だけで決まるわけではありません。

スーパーや病院、郵便局、銀行といった生活に必要な施設が徒歩圏内にあるか、最寄り駅までの道は平坦で歩きやすいかなど、周辺環境も重要なチェックポイントです。

実際に物件の周りを歩いてみて、日々の生活をシミュレーションしてみることをお勧めします。坂道や交通量の多い道路の有無なども確認しておきましょう。

不動産会社に希望を具体的に伝える

物件を探す際は、不動産会社の担当者に、なぜバリアフリーを希望するのか、そしてどのような設備を重視するのかを具体的に伝えることが大事です。

「手すりは絶対に必要」「車椅子での生活を想定している」など、自分の希望条件や将来のライフプランを詳しく話すことで、担当者もより的確な物件を提案しやすくなります。

遠慮せずに、自分の言葉でしっかりと要望を伝えましょう。

まとめ

50代からの住まい探しは、これからの人生をより安全で快適に過ごすための大切な一歩です。バリアフリー賃貸は、将来の身体的な変化に備え、安心して暮らし続けるための賢明な選択肢と言えるでしょう。

今回は、室内の段差や手すり、水回りの設備、そして建物の共用部に至るまで、内見時に確認すべき具体的なチェックポイントを詳しく解説しました。これらのポイントを参考に、ご自身のライフスタイルや将来のプランと照らし合わせながら、理想の住まいを見つけてください。

元気な今だからこそ、少し先の未来を見据えて行動することが、心豊かなセカンドライフに繋がります。この記事が、あなたの素晴らしい住まい探しの一助となれば幸いです。

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不動産マスター
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投資不動産売買、不動産賃貸の仕事に携わってきました。資産構築のための不動産投資や失敗しないためのお部屋探しができるように情報を配信しています。
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