「新築物件VS中古物件(区分所有マンション編)」不動産投資における対象比較です。
新築の特徴としては物件価格が高めということです。これはモデルルームや不動産業者の販促費が含まれているからです。購入した時点で新築から中古という扱いになるため、物件価値も取得した時点で下がるということは当然と言えます。
新聞広告に載っているような新築収益物件は特に注意が必要です。ご存知の通り販促費が通常以上にかかっているというカラクリがあるためしっかりと見極めましょう。
新築に関してはデメリットばかりのように感じますが決してそうではありません。中古物件はあくまで中古物件です。前のオーナーが何かしらの理由があったからこそ手放して市場に出ているのです。とても魅力のある部屋なら手放す理由はありません。
新築は良い物件をずっと持ち続けることができます。もともと新築は中長期的に保持することが望ましい商品です。また金融機関からの融資割合(評価額と呼ばれます)も大きいのが特徴です。新築では物件価格の9割~10割の融資額が出ることも珍しくありません。
中古では物件価格の10割の融資額が提示されることは少なく、まとまった自己資金を用意する必要があります。
新築に比べて物件価格の低い中古物件は不動産投資の主力商品になります。当たり前ですが、新築物件に比べて中古物件のほうが市場に出ている数が多くなります。物件価格が安いということは新築に比べて利回りも良くなります。ここで目の前の利回りに釣られて失敗する人が出るわけです。
中古物件に関しては古くなるにつれて売却も難しくなると同時に立地によっては空室リスクも高まります。また大規模修繕の時期を考慮しながら検討しなくてはいけません。しかし少額で始められるメリットもあるため、ここで経験を積むことから検討しましょう。