不動産経営は、地価上昇を期待した売却益を狙ったり、不動産を所有することで多額の節税になるというものではありません。
現在の不動産投資を所有する目的といえば、長期的・安定的に賃料収入を得ることです
利回りは物件資料や物件情報サイトでも想定利回りとして表示されています。この利回りを基準に物件を選ぶこともできます。
この利回りは物件の選別基準の一つとして有効ですが、利回りが高ければ高いほど良いといったものではありません。
逆に考えるとリスクが高いものになります。特に初心者は気を付けるようにしましょう。
知識や経験が豊かな投資家であればそれなりに対処することができますが、初心者だと事故物件・再建築不可物件・借地権の問題などにぶつかった時に対応できない場合があります。
また、想定利回りと表示されているものの多くは満室時を想定しています。実際の入居状況や実質利回りの計算などを行い、目の前の数字に惑わされないように注意することが必要です。
ポイントとしては、以下の数字を目安に希望より少し低めに考えておくことです。
▼新築の利回り目安
4~5%
▼中古の利回り目安
8~10%
利回りの低い物件を狙って、相場調査やリフォームでの賃料アップや、値引き交渉などによって利回りを上げるテクニックもあります。
あくまで利回りは一つの指標として参考にする程度にしましょう。